次郎柿
次郎柿(じろうがき)は、完全甘柿の中でもシャキッとした歯ごたえと高い糖度が魅力の人気品種です。見た目は平たい四角形で、ころんとした独特の形が特徴。種がほとんど入らないため食べやすく、噛むたびに感じるカリッとした食感と上品な甘みが、多くの柿好きに支持されています。
その起源は1840年代に遡り、松本治郎吉氏が植えた柿の木がはじまりとされています。明治時代にその木は火災に遭いましたが、焼け跡から新しい芽が力強く伸び、実った柿が驚くほどおいしかったことから、松本氏の名前にちなみ「次郎柿」と名付けられました。逆境から生まれた逸品としても知られています。
果肉は緻密で硬く、しっかりとした噛み応えがあります。代表的な甘柿である富有柿と比べると果汁は少なめですが、その分、甘さが濃く、食べた瞬間の爽快な食感とコクのある風味が際立ちます。渋残りがなく食味が良い一方で、熟しすぎると味が落ちやすいため、程よい硬さのうちに味わうのがおすすめです。
保存の際は、新聞紙で包んだうえでポリ袋に入れ、冷暗所に置くことで鮮度を保てます。特有のカリッとした食感を長く楽しむことができます。
硬めの食感と深い甘さが魅力の次郎柿。噛むほどに広がる滋味豊かな味わいは、秋の味覚として毎年楽しみたい一品です。
- 旬
- 10月~12月
- 特徴
- 静岡県原産の完全甘柿で、平たい四角い形とカリッとした食感が特徴です。種がほとんどなく、糖度が高く、食味に優れています。
- 召し上がり方
- 次郎柿はそのまま生で食べるのがおすすめです。無農薬のものは皮のまま食べることもできます。また、薄く切ってサラダにいれたり、焼いたり天ぷらにしたりすると、トロトロの食感になり、より甘みが増します。熟してトロトロになった次郎柿はミキサーにかけて牛乳やヨーグルトに混ぜたり、ジャムにするのもおすすめです。



